「蒸しパンはどうして膨らむの?」の補足その1 ~アレンジ蒸しパンのレシピいろいろ~
こんにちは、ほりけんです。
この記事は「蒸しパンはどうして膨らむの?~ベーキングパウダーの科学~」の動画の内容を補足するものとなっています。
動画をご覧になっていない方は、先にこちらの動画を視聴されることをお勧めします。
【謎の白い粉】蒸しパンはどうして膨らむの?~ベーキングパウダーの科学~【料理 × 科学】
前置きとして、今回の記事は科学要素ほとんどありません。
膨らむ科学の補足については、パンを焼くときにでもまた詳しく書くつもりです。
さて、動画内でもお話ししましたが、棚や冷蔵庫の中に眠っているものを蒸しパンの基本の生地に混ぜるだけで、あなただけの色々なアレンジ蒸しパンが楽しめます。
この記事ではひたすら、僕が思いついて試した蒸しパンのアレンジレシピを投下していきます。
動画内で作ったものと同じく、プラスアルファで加えた材料は目分量で適当に加えてます。多分もっと適した分量があると思いますが、これでも十分美味しかったです。
失敗を恐れず、チャレンジあるのみですね。
大丈夫、美味しくないものができることはまずない…はず。
基本の生地のおさらい
材料は以下の通り。これで大体4個~5個の分量です。
・薄力粉 100g
・砂糖 10g
・塩 ひとつまみ
・ベーキングパウダー 小さじ2
・水 100ml
以下のアレンジは、この配分をもとにしています。
それでは、アレンジレシピをどうぞ!
1.みりんレーズン蒸しパン(画像右)
レシピ:レーズンをみりんに漬け込んだもの(必ず本みりんを使うこと。みりん風調味料はNG!)をみりんごと生地に入れて混ぜる。
みりんと言えば煮物ぐらいにしか使わない方も多いかとは思いますが。実は製菓材料としても優れもの。
一口食べると、レーズンのジューシーな甘みとみりんの芳醇な香りが広がります。
みりんの魅力についてはいずれ熱く語る予定ですので、乞うご期待。
2.黒ごま蒸しパン(画像左)
レシピ:黒すりごまとごま油を生地に入れて混ぜる。
ごまもまた、香りが魅力の食材。ごま油を加えることでごまの風味をマシマシにしています。
蒸すという調理は香りを損ねにくいという特徴があるので、蒸しパンはこういった食材との相性が良いのですね。
今回は黒ごまを使ったためインパクトある見た目になりましたが、逆に白ごまを使い、一見普通なのに一口食べるとごまの香りにびっくり!なんてのも面白いかもしれませんね。
3.チーズ蒸しパン
レシピ:好きなチーズを基本の生地にちぎって入れる。
画像のものはとろけるタイプのスライスチーズをちぎって入れました。
チェダ―チーズなど色の濃いものを使えば見た目にも楽しいでしょうし、カマンベールなんかをがっつり入れておかず系蒸しパンにしてもいいでしょう。
洋食メニューの付け合わせにもどうぞ。
4.コーヒー蒸しパン
レシピ:インスタントコーヒーを少量のお湯で溶いたものを加える。基本の生地の砂糖を40gに増やす。
コーヒーの苦みが大人の味。基本のレシピの分量のままだとちょっと苦すぎるかなと感じたので、砂糖は多めに。
5.いちご蒸しパン
レシピ:基本の生地にいちごジャムを混ぜる。
おやつにピッタリな、かわいいピンク色の蒸しパン。
いちご以外に他の果物のジャムで作っても、またジャムを練りこまずに生地の中にいれてジャムパンっぽくしても美味しいと思います。
6.カレー蒸しパン
レシピ:基本の生地にカレー粉・コンソメ顆粒を混ぜる
どんなものとも合って大抵おいしくなるからカレー味ってすごいですよね。
ミックスベジタブルや切ったハムなどを加えるとよりボリューミーになります。(写真のものはフライドオニオンを加えています)
また残り物のカレーを混ぜ込まずに生地の中に入れれば、カレーパン風蒸しパンのできあがりです。
アレンジする際のポイント
材料を見ればお分かりの通り、基本の生地はかなりシンプルな味付けになっています。
その分何にでも合わせやすいのですが、例えば苦いコーヒーを入れる際は砂糖を多めにするなど、混ぜるものに合わせて多少調整が必要になります。
蒸すという加熱方法は、温度が100度で一定に保たれるのが特徴です。
さらに生地の内部はそこまで温度が高くなることはないので、ごま油など加熱によって香りが飛んでしまう食材の風味を保つこともできます。
一方で、内部に熱が通りにくいということは、生肉など加熱が必要な食材を入れるには向いていないということでもあります。
肉まん風蒸しパンを作る際は、先にしっかり火を通したものを使いましょう。
ここで紹介したアレンジはほんの一例です。あなただけの蒸しパンを見つけてみてくださいね。
それでは、良き蒸しパンライフを!